概要
学校名 | 奈良看護大学校 |
課程 | 医療専門課程 |
学科 | 看護学科(3年課程) 4年制カリキュラム |
入学定員 | 80名 |
総定員 | 320名 |
本校舎 | 〒636-0802 奈良県生駒郡三郷町三室1丁目14-1 |
サテライト校舎 | 〒630-8581 奈良市七条西町2丁目897-5 |

法人理念
“医の心と技”を最高レベルに磨き、県民の健康を生涯にわたって支え続けます。
教育理念
豊かな知性と実践力を追求し、誰にでも平等で慈愛の心をもって奈良県の看護・医療の進歩発展に寄与する人材(奈良看護の実践者)を育成する。
教育目的
奈良県立病院機構の理念に基づき、人を全人的にとらえ、人の人生を理解し、
あらゆる場面・多様な環境に応じた奈良看護の実践者を育成することを目的とする。
教育目標
- 人を敬い、慈愛に満ちた優しいこころを育む。
- あらゆる場面・多様な環境で対応出来る高度な看護実践能力を身につける。
- 未来を見据え時代に即した視点を持ち、人々との相互関係や経験を通して創造・探究し、自ら学ぶ力を身につける。
- 他職種への理解を深め、医療チームの中で連携・協働する力を身につける。
- 人の生涯を支える専門職業人としての責任と覚悟を身につける。
- これらすべての力を統合し、看護のプロフェッショナルとなる礎を築く。
沿革
2014年(H26) | 奈良県立病院機構の発足に伴い、奈良県立病院機構看護専門学校(奈良校・三室校)の開校が承認(3年課程それぞれ定員1学年40名) |
2017年(H29) | 奈良県総合医療センターの移転に先立ち、三室校を増築して1校体制へ変更する。 奈良県立病院機構看護専門学校へ名称変更(定員1学年80名) |
2022年(R4) | 指定規則変更によるカリキュラム改正を機に、看護師養成の質の改善を目的に看護師養成を4年制に変更する。奈良看護大学校へ名称変更(3年課程4年制カリキュラム1学年80名) |
理事長あいさつ
地方独立行政法人 奈良県立病院機構は2014年に設立されました。当機構の看護専門学校(3年制)は、前身からは半世紀以上の歴史があり、多くの看護師を輩出してきました。近年は医療・看護は高度化しており、感染対策をはじめ安全性を高めるには4年制の看護大学校を設立して、充実した教育と看護技術の習得を諮る必要があると判断し、2022年4月に奈良看護大学校を開校しました。
医療や看護はエビデンスに基づかねばなりません。正確な知識と確実な技術の両方を身につけるとともに、医の心の涵養も欠かせません。当機構の理念「医の心と技を最高レベルに磨き、県民の健康を生涯に渡って支え続けます」を達成するため、医療現場の最前線で活躍できる有能な看護師を育成して参ります。看護専門職として医療現場で働くことを夢見る学生を募集します。

校長あいさつ
奈良の看護は、歴史上の飢饉や疫病など困難な状況下においても、他者へのおもいやりを持ち続け、支え合う精神を持っていたと思います。私たちが生きている現代も、大規模災害や新感染症に対し、「互いを想い、支え合って乗り越えて、その先を創っていく事」が大切だと考えています。
奈良看護大学校では、高度な知識や技術の習得だけでなく、奈良県全体の医療体制や地域の人々の暮らしを理解し、私たちを必要としている地域へ、私たちの持っている力を、医療だけでなく、生活をも支えられる人材を育成することを目指しています。当校学生は「病気と闘う人やご家族、地域で暮らす方々を支える」を、紡いでいく人材です。

3つのポリシー
入学時に求める学生像(アドミッションポリシー)
専門知識を学ぶ上で必要な基礎学力と、他者を慈しむ人間性が備わっているもの。
期待する卒業生像(ディプロマポリシー)
- 慈愛の心を持ち、倫理と礼節を重んじた行動ができる
- 多様な価値観を理解し、柔軟に対応できるコミュニケーション力を備えている
- 看護専門職として幅広い知識・技術を身につけ、対象に応じた看護を判断し、実践できる
- 看護を創造・探求し、成長し続ける姿勢を持つ
- 人々と協調し、奈良県の医療に貢献できる
教育の考え方(カリキュラムポリシー)
不確実な状況下でも看護の信念を持ち続け人々の役に立つ
- 病気に対する看護だけでなく、地域で暮らす方々の健康を支えるための専門的知識・技術・実践力を重要概念とする。
- 看護者の基本姿勢として「多様性の理解」「他者への思いやり」を重視し「看護を創造・実践できる能力」を修得する。
- 実践の場に即した学びや主体的学びの促進として、演習やシミュレーション、ゼミナールなど多様な学習形態を提供する。
- 基礎分野、専門基礎分野、専門分野の3科目群からカリキュラムを構成し、科目群には「奈良看護」の実践者に必要な教養(教育学、経営学など)と専門的知識・技術の修得のみならず、修得した力を提供する場(実践する場)を地域創生の観点から施設から生活の場へ拡大していく。
- 奈良看護の実践者として、想像力・創造力に着目し、仮想都市(Hikari city)創造など、独自性・多彩な演習を設定している。
校歌

光明の こころ受け継ぐ
奈良看護
奈良時代、聖武天皇の妃、光明皇后は、病人や貧しい人に施浴(入浴を施すこと)を行い、皮膚がただれ、膿が出ている人の体も、ためらうことなく洗ったという伝説があります。
つまり、“誰でも平等に慈愛のこころをもって接する”という看護の原点は、日本においては奈良で生まれたといえるのではないでしょうか。
私たちはこれを「奈良看護」と呼び、奈良看護大学校の精神的な支えとなっています。
